こんにちは(^ν^)
暮らし×アート×心理を発信する、心理カウンセラー/WEBディレクターの知恵です。
今私は、NHK学園の通信添削で書道の学びなおしをしています。
4歳から習字を習い始め、ひょんなことから大学も書道専攻に進んだのに、気づけば書が楽しくできなくなっていたので、「楽しく書く」ことにリトライ中なのです◎
毎月課題の中から2つ手本を選んで提出し、赤ペン先生のように添削されて返ってきます。添削してくださる先生の言葉がとても優しくアドバイスも的確で、なんだか文通をしているような温かな交流を楽しんでいます。
先日、そのNHK学園から会報誌に作品を掲載したいという旨のハガキが来ていたことから、私の中でザワザワとした反応が起こりました。さらにそこから、【自分の気持ち(ニーズ)を優先すると、結果的に仕事はうまくいく】という大きな学びがありましたので、ブログでシェアしたいと思います。
それではいってみましょう(^ν^)
瞬時に起きた、私の反応
ある日届いたそのハガキの内容は、以下のような内容でした。
ただいま会報誌春号の編集を行っています。
ついては、あなたの第2回の提出作品を、会報誌でぜひ紹介させて頂きたく、ご連絡しました。
作品とともにお名前・都道府県・年齢を掲載させて頂きます。ご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い致します。
・・・。
私がこのハガキを読んでまず最初に起こった反応は、「げっ」でした。笑
第2回の課題は12月に出したもので、仕事がバタバタと忙しくて筆を取る時間がなく、全然書き込めなかった苦い記憶があります。
それでも[下手でも提出し続ける]ことにこだわろうととにかく提出した作品。
なので私としては「あれが載るのかぁ。どうせならもうちょっとうまく書けた時のやつがよかった」と思ったのです。
でもここではたと、“あぁ自分のいつもの完璧主義が発動しているなぁ”と思い直しました。
…まぁ、あれはあれで悪くないかぁ。
必要とされるなら、活用してもらいたい。
そんなふうに思えて、心は落ち着いたのです。
ハガキの文面が教えてくれたこと
その後、もう一度ハガキを読み返してみて、実に面白いな、と感心しました。
通常、こういった会員向けのみの会報誌であっても、作品や個人情報が載る場合には「載せようと思っていますが良いですか」というような同意の確認があると思います。
でも、このハガキは
「載せます。よろしくね。」で終わり。
潔いッ!
なんなら、「掲載NG」を受け付けてくれそうな余白もない!笑(実際は問い合わせればもちろん聞いてくれるのでしょうが。)
なんかそれがね、すごく良いな〜と思ったんです。
私は、これまで仕事において相手とコミュニケーションが上手くいかなかったり行き詰まる時、自分の中であるお決まりのパターンがあることが最近わかってきました。
それは、【私が適切なバウンダリーが引けていない】場合と、【私が自分のニーズをちゃんと把握しておらず、相手優先になっている】場合です。まぁいつも両方がセットです。
特に、【自分のニーズをちゃんと把握していない】ことが結果的にトラブルを生むことに関しては、なかなか長年自覚できませんでした。
“そもそも自分のニーズって何?“状態の人生だったからです。
話を戻します。
私は今回のこのハガキから、まさに編集部は【自分のニーズをちゃんと把握している】仕事の進め方をしているなぁと感じました。
向こうのニーズは、
「会報誌に載せるために、受講生の作品を載せたい。できるだけステップを省いて、速やかに楽に制作したい。」
ではないかと思いました。
なぜなら、私がこの会報誌の編集者だったら、恐らく以下のようなステップを踏むと思うのです。
掲載可否の確認
掲載を快くOKしてくれれば良いですが、ダメなら他の人を探し、その人に確認の連絡を新たにします。
掲載する作品の確認
一度に2作品提出しているので、どの作品を掲載するか本人に伝え、OKをもらう。
ダメなら作品を変えて、作品の撮影をし直す。
テキストの確認
紹介文に載せる文章や名前などが、作成中のものでOKか確認する。
修正指示があれば修正し、修正原稿を再送して確認してもらう。
最終原稿の確認
最終的な紙面の内容を送ってOKか確認する。
ざっと見積もって、少なくとも4つのステップと、それに付随するやりとりが枝葉のように無数に発生します。
そこで、この手間を省くキラーフレーズが、
掲載させて頂きます。ご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い致します。
(詳細はこちらに任せてね)
なのです。
そうすることで、
「会報誌に載せるために、受講生の作品を載せたい。できるだけステップを省いて、速やかに楽に制作したい。」
という編集部側のニーズは達成されます。どれだけ時間と手間の節約になり、仕事がスムーズにいくのか、推して知るべしです。
例えばもしここで、自分のニーズを見ずに、相手(受講生)のニーズを優先するならば、
・確認した方が相手には親切だし
・本名NGとかの人もいるかもしれないからトラブルを防げるし
・相手も安心するかもしれないし、
・丁寧な仕事をするなぁと相手が褒めてくれるかもしれない。
などでしょうか。一見、いいことに思えますよね。
でも、すべての人のニーズを聞いていると結局は自分が大変になるでしょう。(例えば:恐らくメールでのやり取りができない年配の方が多いだろうし、全員がスムーズに校正原稿を戻してくれることは少ないと思うので、〆切に間に合わなくなるということも起こりうるでしょう)、そうなると編集者としては気持ちが焦り、ベストなパフォーマンスができなくなり、極端なことを言えば仕事自体が嫌いになるかもしれない。
(うん、書いてて完全に自分のことだと思った。笑)
(謎に気合の入った図を作ってしまった、、、💧)
だからこそ、仕事こそ、自分のニーズ(掲載するけど詳細はこちらに任せてもらいたいの!)を把握して相手にはじめに伝えることが大切だな、と感じたのです。
【自分のニーズを把握していれば、仕事は楽になりシンプルになっていく】。
この1通のハガキから、それを学ばせて頂きました。
当たり前のことじゃん?と思う方も多いかもしれません。
でも、私のように相手優先がデフォルトになっていて、自分のニーズをわからずに仕事をすることで結局関係をこじらせてしまって「なんでだろう!?」と困惑している人って、実はけっこういるんじゃないかなと思うのです。
ちなみに補足すると、今回の場合、書を好きで学んでいる人たちのコミュニティなので、編集部としても「掲載したら、喜んでもらえるだろう」というお互いwin-winな関係性が前提としてあるのだと思います。
実際、掲載してもらえるのは、頑張っている身としては励みになりありがたいことですものね✨
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最近、とみに思うのです。
日常で起きてくるさまざまなことは、私の人生をシンプルに、自分を大切にするためにあるんだろうなって。
苦しみの渦中にあるときは、苦しくてわからないことも、わかりたくないことも多いけれど。
日常の些細なことからも、あぁこーんな形でハイヤーセルフはいつも私にシンプルに生きるためのメッセージを送ってくれるんだなぁと、思った出来事でした。
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今日は私の大好きな雨💕
雨音を聞くためにわざわざ窓を開けて震えながらブログを書いている、変態知恵でした。笑
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何かが起きて、感情的な反応が起きて来たときは、自分のことを深く知ってあげるチャンス!✨
オンライン/対面のセッションも行っています。