毒になる親のベースにあるものは「強い不安」【義父との戦いシリーズ5】

前回、父親から息子へのネガティブな投影【義父との戦いシリーズ4】という記事をアップしたところ、コメントや個人的なメールをいくつも頂きました。

怖い怖い怖いと言いながら毎日更新しているので、とても励みになります。うれしい(涙)

さて、今日も続きです。

義父の話の内容で、親や妹たちへの愚痴や夫への全否定と同じくらいの割合で出てくるトピックスがある。

それは、義父がもう何十年もお世話になっている霊能者のことだ。

人生のことや商売のこと、あらゆることを義父はこの霊能者の助言を頼りにしている。

それ自体は別になにも問題ないし、みんなメンターくらいいるものだと思う。

しかし、夫によると義父は完全にこの霊能者に頼り切っているという。
夫自身が心の学びをするようになって、いかに自分の育った家庭においてこの霊能者の存在が家族の価値観を支配していたかに気づくことができたという。

義父母にとって、神の声が聞こえるという霊能者の存在や意見が絶対なのだ。

そのことも、今回の話し合いでよくわかった。

例えば義父のセリフはこんな感じ。

「すべて〇〇先生のおかげ」「私は何より神が大切、神を信じてる」「お前が不登校になったときも〇〇先生の助言のおかげで転校して持ち直した。あのまま引きこもりだったら更にクズになっていた。〇〇先生が流れを作って下さった」「お前は〇〇先生に人生をものすごく助けてもらっているんだ」

家業に関しても、すべてこの霊能者のおかげで、これまで成功してきたのだという。

私は、イライラしてきた。(笑)

わりとここまでの長話を冷静に聞けていたと思う。

でも、この何でも「霊能者のおかげ」という話はひとこと物申してやりたくなった。

義父はどれだけ自分のことを見下してるんだろう。朝も誰より早く出勤し、休みもなくずーーっと仕事をしているのを私は知っている。それなのに、うまくいったことは全部霊能者のおかげだって!?

「お義父さん、〇〇先生や神様がすごいのはわかります。でも、これまでの現実で実行に移してきたのは他ならぬお義父さんですよね。お義父さん【が】凄いんですよ?」

と怒りに声を震わせながら言った。

「それと同時に、さっきから夫さんのことあんまりな言いようですけど、ここまでこの店を成功させてきた夫さんも凄いんですよ!?(怒)」

と言ってやったもんねー!!!

(≧▽≦)

しかし、義父の反応は「はいはい、ありがとうございます」だけで、次の話に行ってしまった。

ぜ、ぜんぜん受け取ってもらえねー!!!
(T_T)ポキュン。(←心が折れる音)

きっと、義父はこれまでの人生で、心の底から自分に承認の言葉を与えてあげることはなかったのだろうなと想像がつく。

それは私にもあるパターンで、とにかく自分を自分で褒めてあげたり、承認してあげることがなかなかできないでここまできた。義父の姿を見て同じ傷がうずいたから、私に怒りが湧いてきたのだろうと、今になると思う。

その後も義父の話は続いた。

すると突然、ずっと黙って聞いていた義母がカットインしてきた。

「さっきからあなた(義父)は「自分たち」という主語で私も一緒くたにしているけど、私はあなたとこれについては考えが違うから一緒にしないでください!だいたいあなたの父や母から散々酷い目にあったのは私の方です!」

義母、いきなりの着火!!

ど、どうしたー!(;・∀・)急に、、えぇええ?と驚いていると、

義父が
「はいはい、それは今は話の道筋が逸れます(から黙ってて)」とさらりと言って義母はあっけなく黙った。

ええー!聞いてあげないのー!?(T_T)
しかも、話が逸れるってセリフ、あんたが言うんかい(;・∀・)

もう、笑うしかない、、、

極めつけは、
私に子供ができないことに対して、義父は霊能者に相談したらしく高麗人参を飲みなさいと以前アドバイスされたのだけど、それを私が実行してないと知った途端、

「それならもうあなたたちには一生子供ができないということです。心底ガッカリしました!」

と吐き捨てた。

これに対して夫がついにキレた!

なんと言ってたか忘れたけど、とにかく怒ってた。

しかし、義父はなぜ夫が怒っているのかわからない、という顔をしていた。

なんか、本当に奇妙だと思った。

言葉だけを受け取ると

「子供を産めないあなたたちにはガッカリした!」

と私たちに罪悪感を植え付けているように受け取れるし、言われた方を傷つけるなかなかのセリフだ。

でも私に見えたのは

「〇〇先生の助言を聞いていないということは、もう0か100かでいうとゼロだ!もうだめだ!我が家系に跡継ぎは一生できない!ショックだ、悲しい、不安でたまらない、どうしよう!」

と強い不安でパニックに陥った義父の姿だった。

だから私もなんだか冷静にそれを見ていた。(ただ遊離していただけ!?笑)

相変わらず、相手がその言葉をどう受け取るかということは全く視野に入っていない。

だから息子にキレられて「??」となったのだと思う。

私は、余計なことと思いながらも、

「お義父さん、失礼なことを言うようですが、自分が思ってることと、言葉として発したこと、それに対する相手の反応がどれも予想外でバラバラで、困っていたりしませんか?」

と聞くと、「そう、まさにそうなんだ。本当にわけがわからない。。。」と言った。「相手を傷つける意図はないんですよね?」とさらに言うと「全くない」と言う。

きっと本当に、そうなのだと思う。
そのわけのわからなさも、義父の中の苦しみのひとつだと私は思った。

これはきっと彼の人生で繰り返されてきたコミュニケーションパターンなのだろう。

けれども、言われた側は本当にたまったもんじゃない。

その後も義父と夫の言い合いは続いた。

夫はひどく傷つき、怒りを顕にしていた。

どんな流れだったかは忘れたが、私自身も
「もう十分傷つきました」と伝えた。

…最終的に、話し合いは決裂して終わった。

はぁ。前回もそうだった。

義父は毎回両親への恨みを話し、自分を投影している夫へ人格を否定する言葉を吐き、それに夫が反応する。

建設的な話し合いが、全くできないのだ。

義母が「どうして、、いつもこうなってしまうんだろう、、」とつぶやいていた。

自らも重度のアダルトチルドレンであったカウンセラーの高橋リエさんによると、毒親の定義は

不安が強く、強迫観念から子供をコントロールしがちで、子供の気持ちを思いやれない親

だという。

そう、義父は本当はとにかく不安なのだ。私の母もそう。

それは本人が、子供の頃から自分がこの世に生きていることに対して安心・安全を得られなかったということだ。

だからこそ、毒になる親タイプの人は何かに依存してしまうことが多いという。今起こっている現実の問題の根源は自分の中にあるということから目を逸してしまうし、逆に自分の努力や頑張り・存在そのものに対しても承認できないのだ。

義父の霊能者への依存は、まさにそんなからくりを見せてもらったように思う。

義父との戦いシリーズは次回ラストです。

 

 

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  • この記事を書いた人

心理セラピスト知恵

魔女に憧れる心理カウンセラー/WEBディレクター。暮らし×心理学で人生を楽しくクリエイティブする術を発信中。ライフコンセプト:「グラデーションで感じ合いたい」
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